PGKiss無償のVMware ESXiで、パフォーマンス チャートの表示期間を延ばす方法 2013/9/2

無償のVMware ESXiで、パフォーマンス チャートの表示期間を延ばす方法 2013/9/2


仮想マシンのホストを監視する必要性

無償ライセンスでESXiを使う場合、デフォルトでは過去1時間のパフォーマンス情報(CPUやメモリー使用率や、ディスク読み書き速度、ネットワーク送受信速度など)しか見ることができない。これだと、一日のうちどの時間帯の負荷が高いのか調べることすら大変である。

幸い、有償ESXiとvCenter Serverを購入しなくても、下記のように設定することで、過去36時間(1.5日)のパフォーマンス情報を見ることができる。設定方法は下記の通り。

  1. ESXiにsshでログインできるように設定する。
  2. /etc/vmware/hostd/config.xmlのhistoricalStatsEnabled タグの内容をtrueに変更する。
             <!-- Enable historical stats collection -->
             <historicalStatsEnabled> true </historicalStatsEnabled>
    
  3. 「services.sh restart」でサービスを再起動する。もし可能であれば、ホストを再起動しても良い。
  4. vSphere Clientのパフォーマンスタブで、「チャートオプション...」を開く。
  5. ダイアログの左側のチャートオプションから「Past day」が選択可能になるので、これを選択し、「チャート設定の保存...」で適当な名前を付けて保存する。

これで、過去1.5日分のパフォーマンスログを確認できるようになる。

情報ソース
他のコンテンツ:
  1. RAID状態等、VMwareハイパーバイザー(ESX,ESXi,vSphere Hypervisor)をリモートから監視する方法(WBEM)
  2. 仮想化の弱点ストレージ、SSDによるストレージのチューニング
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