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RAID状態等、VMwareハイパーバイザー(ESX,ESXi,vSphere Hypervisor)をリモートから監視する方法(WBEM) 2011/6/5仮想マシンのホストを監視する必要性商用システムを含め、高い可用性が求められるシステムを仮想マシン上に構築するには、ホストの監視が欠かせない。なぜなら、ホストのハイパーバイザー(ESXi,ESX,vSphere)が正常に動かないことには、仮想マシンが正常に動くことを期待できないからだ。たとえば、下記のような状態をいち早く検知して、迅速に対応する必要がある。
早期にこれらの異常に気が付けば、予定外の停止を避けることができる。しかし、仮想マシンをいくら監視しても、これらの状態を検知することはできない。物理的なデバイスの状態はハイパーバイザーにより隠蔽されており、仮想マシンからは見えないからだ。 もちろん、お金をかければ、vCenter Serverで監視することもできるし、複数のホストを用意してVMware HA(High Availability)や VMware Fault Toleranceなどを利用することができる。しかし、これも万全ではない。UPSやスイッチなどを監視できないからだ。 ここでは、Zabbixのような運用監視ソフトでホストを監視でき、無償のvSphere Hypervisor(ESXi)でも利用できる安上がりな方法を紹介する。 ホストを外部から監視する方法vSphere Hypervisor(ESXi)は、ホストの状態を外部に提供する方法として、SNMPとWBEM(CIMプロバイダー)が用意されているが、SNMPでは詳細な情報を取得することができない。 ここでは、手軽なWBEMを使った監視方法を紹介する。 監視する側には、WBEMクライアントをインストールする必要があるが、ここでは、コマンドラインから簡単に利用できるsblim-wbemcliを利用する。Ubuntu Linuxの場合、 apt-get install wbemcliでインスールできる。 |
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